過放電:電池の容量が0%になっても、さらにエネルギーを取り出そうと放電し続ける状態です。
リチウムイオン電池には「自己放電」という特性があり「使用していない状態」でも電池の容量は徐々に減っていきます。
- リチウムイオン電池
電池の負極に用いられている銅箔が溶けてしまいます。
この銅溶出と並行して電解液の還元分解反応が進行することによって大量のガスが発生し、内部から圧力が掛かることで電池が膨らみ破損する可能性があります。
正極と負極が接触(内部短絡)し、発熱や発火の原因となることがあります。 - ニッケル水素電池
過放電に非常に弱く、完全に放電しきると充電できなくなる場合があります。
また、液漏れを引き起こす可能性もあります。
過放電による影響
- 電池寿命の短縮
電極の損傷により、電池の容量が著しく低下し、寿命が短くなります。 - 再充電不可
充電しても電圧が復帰せず、全く充電できなくなります。 - 電池の膨張・破損
内部で発生したガスによって電池が膨らんだり、破損したりすることがあります。 - 発熱・発火の危険性
特にリチウムイオン電池では、過放電後の充電時に発熱や発火につながる可能性があります。
過放電を防ぐための対策
- 残量が少ない状態での放置を避けて下さい。
電池残量がゼロになる前に充電し、残量が少ない状態で長期間放置しないようにして下さい。 - 定期的な充電
長期間使用しない場合でも、自己放電によって過放電にならないよう、数か月に一度は定期的に充電を行って下さい。